暑い日の糖尿病

みなさんこんにちは。

 

7月25日(日)午前中、コロナワクチン集団接種会場の北部市民センターで働いてきました。

 

味のあるレトロな体育館でいい雰囲気でした。

 

 

ですが、今日の青森市は気温29℃で湿度75%、室内でも体育館のような暑さがこもりやすい場所では熱中症に注意が必要です。

 

 

 

糖尿病神経障害があると熱中症にかかりやすくなる

 

糖尿病神経障害は糖尿病三大合併症の一つで、糖尿病発症から数年で出現する一番初めの合併症と言われています。

 

症状は、足の痺れやこむら返りなどの症状で始まり、さらに進むとめまい や胃のむかつき、EDなどの自律神経障害に発展します。

 

自律神経障害があると、汗を出せずに体に熱がこもり熱中症を起こしやすくなります。

 

節電や環境対策として国から推奨されるエアコン設定温度は28℃ですが、熱中症予防のためにはもう1-2℃低くても良いのかなと思います。また、湿度を下げるために扇風機で風を通すことも大事です。

 

水分補給は

清涼飲料水(甘い炭酸、スポーツ飲料)ジュース(果物ジュース、野菜ジュース)栄養ドリンク禁止です。

 

角砂糖がたくさん入っているので血糖値が急上昇します。

 

水分補給は、水か麦茶がいいと思います。暑い日は身体から水分だけでなく塩分も失われます。

 

塩気も補充しましょう。

 

コーヒーや緑茶は利尿作用があるので、合わせて水も飲んで下さい。

 

暑い日はインスリンが効きやすくなる

 

気温が上がり、皮膚が温かくなると血行が良くなり、注射したインスリンが効きやすくなります。

 

低血糖に気をつけましょう。

 

熱中症かな?低血糖かな?と悩んだら、可能なら自己血糖測定をしてみて下さい。

 

もし車の運転中等の理由で測定が難しい場合は、ブドウ糖かジュースを服用することになりますが、その後の急激な血糖上昇には注意が必要です。

 

 

 

 

 

今、ナースと遅めの昼食をとりながらブログ作成、暑いと言いながら辛いラーメン食べてます。午後はクリニックに移動して、ワクチン接種を行います。

 

皆さん熱中症にはくれぐれもご注意下さい。

 

 

2021年7月25日 13:00

⦅ かきざき 糖尿病内科クリニック ⦆ 

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