糖尿病と鮨

みなさんこんにちは　管理栄養士の下山です。

 

早いもので１月も残り数日となりました。今月は年末年始を挟んで最初の受診だったかと思いますが、結果はいかがでしたか？

 

食生活が乱れやすい時期を挟んだにも関わらず 特にお変わりなかった、または改善がみられた方　素晴らしいです?！ぜひ今の食生活を継続してください！

 

先月よりも悪化していた・・・という方は気持ちを入れ替えてリセット期間に入りましょう！早めに食生活を修正できれば悪化前の状態に戻すことも全然難しくありません。食事の見直しに悩まれたらいつでも遠慮なくご相談くださいね。

 

さて、先日院長がお寿司の食品サンプルを買ってきてくださいました??

 

本物そっくりでとても綺麗にできています?

 

年末年始にお寿司を召し上がった方もおられるかと思いますので、今回は「お寿司の糖質と塩分」、「糖質や塩分を抑えてお寿司を楽しむひと工夫！」についてまとめてみました。今後食べられる機会にぜひ参考にしてみてください?

 

 

お寿司の糖質と塩分

糖質

お寿司１貫あたりのシャリの重さは約20gです。普通茶碗１杯150g（糖質：55g）とすると7～8貫で茶碗1杯分です。回転寿司なら4皿程度の量ですので女性でも簡単に食べられる量ですし、少し多めに食べるとあっという間に糖質を摂り過ぎてしまいます。

 

 

【寿司別栄養量（1貫あたり）】

※つけ醤油の塩分は含まれていません

 

 

 

塩分

「お寿司は塩分が高い」といわれますが、お寿司に含まれる塩分は具体的にどれくらいでしょうか？

お寿司の塩分量は以下の３つに含まれる量によって決まります

・シャリのすし酢

・ネタ

・つけ醤油

 

ネタや醤油の付け方次第で大きな差が出てくることが分かりますね

 

 

 

糖質や塩分を抑えてお寿司を楽しむひと工夫！

 

糖質

・シャリを少なめにオーダーする

お店で板前さんに握っていただく場合は「シャリ少なめ」でお願いしてみましょう。

最近では気軽に立ち寄れる回転寿司でもお店によっては「半シャリ」「シャリハーフ」などシャリを少なめにオーダーする方法もありますので利用するのも良いですね。

 

・お寿司以外の料理も一緒にオーダーする

お刺身や煮物、焼き物など魚介の一品料理も一緒にオーダーすることでお寿司の量を抑えたり

回転寿司では茶碗蒸し、汁物、サラダなど魚介以外のサイドメニューの種類も豊富ですからお寿司と一緒に一緒オーダーしましょう。

 

 

塩分

・味付けされていないネタをメインに選ぶ

酢じめされたもの、醤油漬けされたもの、タレ付きのものはどうしても塩分量が高くなりがちですので少なめにして、味付けされていない素材そのもののネタをメインにオーダーしましょう。

 

・つけ醤油はなるべく少なめに

濃口の方はついついつけ過ぎてしまうお醤油ですが、付け方次第で実際に体に入る塩分量が変わってきますので、下記の比較をぜひ参考にしてみてください。

 

＜すし飯側に醤油をつけた場合（１貫あたり）＞

・少なめ（端につける程度）：0.02g

・多め（すし飯の下部全面）：0.2g

 

＜ネタ側に醤油をつけた場合（１貫あたり）＞

・少なめ（端につける程度）：0.02g

・多め（ネタの上部全面）：0.04~0.1g

※参考：女子栄養大学出版部調理のためのベーシックデータ第5版

 

つけ醤油はネタの端に少量つけていただくのが塩分を控えた食べ方のポイントになります。