糖尿病内科医の食事

『先生は何食べているんですか?』

 

最近、よく聞かれます。

 

今日は、糖尿病内科医のごはん事情をお伝えします。

 

?オレンジ文字は、血糖値に効果的

 

?むらさき文字は、血圧に効果的

です。

 

月曜日

(朝食)自宅

玄米ご飯(茶碗1杯)、卵焼き(ネギ、ゴマ入り)、トマト、納豆(キムチ入り)、牛乳

意識したこと:朝は炭水化物(米)をしっかり食べる。炭水化物は白色より茶色いもの(白米<玄米)。発酵食品(納豆)を食べる。納豆に醤油はかけずキムチを少し入れて食べる(やや減塩)。

 

(昼食)職場

全粒粉パスタと鶏ササミ、ナス、シソ、赤パプリカ

意識したこと:昼も炭水化物はしっかり食べる。炭水化物は白色より茶色(全粒粉パスタ)。野菜をたくさん食べる。塩少なめ。オリーブオイル入れすぎないこと。

※パスタは冷蔵庫内で水に浸しておきます。タッパーに食材を全部入れて、レンジでチンしてオリーブオイルと塩胡椒するだけです、簡単。

 

 

(夕食)自宅

豚汁とブリの照り焼き、小松菜、ゆで卵、キムチ

意識したこと:明日、外食予定あり今日から調整。夕食は炭水化物を軽めにする。野菜をたくさん食べて腹持ちよくする。タンパク質は肉ばかりでなく魚も食べる。照り焼きのタレは美味しいけれどもたくさんつけない(減塩)。

 

火曜日

 

(朝食)外食

白米、豚汁、ホウレンソウおひたし、納豆、ネバネバ(温泉卵、オクラ、ワカメ、納豆)

意識したこと:白米130g(約220キロカロリー)、野菜から食べる、野菜をたくさん食べる、納豆とネバネバを豚汁に投下(納豆に醤油かけずに減塩)、白米を最後に食べる

 

(昼食)外食

ラーメン

意識したこと:食べたいものを食べる(週2回までならOK)。前後の食事で調整する。夜、ジムに行く。

 

(夕食)自宅

カツオのタタキ、豆腐、トマト、キムチ、患者さんから頂いたレタスに巻いて

意識したこと:炭水化物抜く、脂質少ないタンパク質(カツオ)、植物性タンパク質(大豆)、野菜を食べる、キムチはごく少量(減塩)。

 

水曜日

(朝食)自宅

トースト 1枚(食パン6枚切り)、卵焼き(ネギ、ちくわ)、ブラックコーヒー

意識したこと:コーヒーに砂糖を入れない。卵焼きに調味料を入れない。チクワは練り物なので塩分量が多い

 

(昼食)自宅

全粒粉パスタ、冷凍しておいたイカ、キャベツ

意識したこと:炭水化物は白より茶色(全粒粉パスタ)、パスタの量に注意、塩分(アンチョビ)を入れすぎないように注意(減塩)

※パスタを茹でる時間がないので、予め水に浸してレンジでチンです。

 

(夕食)職場(弁当)

蒸し鶏、煮豚、トマト、赤パプリカ

意識したこと:夜は炭水化物減らす。煮豚のタレは少量(減塩)、野菜を食べる

 

木曜日

(朝食)外食

白米130g、豚汁、サバの味噌煮、ネバネバ(温泉卵、ワカメ、オクラ、納豆)、ホウレンソウのおひたし

意識したこと:炭水化物(白米)は適量に。野菜を多くとる。青魚を食べる(EPA, DHA)。減塩する(味噌煮のタレを減らす、納豆に醤油かけない)。野菜→魚の順に食べるお米は最後に食べる

 

(昼食)職場(県病の職員食堂)

オムライス、サラダ(キャベツ、人参、きゅうり、トマト、ワカメ、ツナ、ゆで卵、コーン)

注意したこと:昼は炭水化物をしっかり食べる。野菜をたくさん食べる。ドレッシングはごく少量(減塩, 減アブラ)。先に野菜から食べる。

※ 県病のオムライス、美味しいです。患者さん用の食堂でもメニューにあります。

 

最近のテーマ

 

自分の最近のテーマは、『夕食を軽くする』です。

 

夕食後はあと寝るだけなので、炭水化物を摂りすぎると太ります。

(糖尿病の方へ、太る=脂肪が増える=インスリンの効きが悪くなる=HbA1cが上がる、です)

冬に太らないようにすることが大切です。まずは毎日体重計に乗りましょう!

 

ガッツリしたラーメン(ご褒美枠、週2回まで)はなるべく昼に食べるようにしています。あと、その日の夜はジムに行きます。

 

以上、糖尿病内科医の食事でした。

 

質問ありましたら診察室で聞いてくださいね。

 

おわり

 

2021年11月18日 18:00

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