2024/09/04
みなさんこんにちは 管理栄養士の下山です。
最近朝・晩は涼しい日が続いており、だいぶ秋らしくなってきましたね。
毎年この時期になると我が家では嶽(だけ)きみを食べます😊 (津軽弁で、とうもろこしを「きみ」と呼びます)
嶽きみの収穫時期は例年8〜9月頃とまさに今が旬の食材であり、近頃食卓に並ぶご家庭も多いのではないでしょうか。
今回はとうもろこしの栄養素や血糖コントロールのための食べ方のポイントについてお伝えします。
青森のとうもろこしといえば嶽(だけ)きみ🌽
青森の代表的なとうもろこしである”嶽(だけ)きみ”。
嶽きみは岩木山麓の標高400〜500mほどの場所にある嶽高原で栽培・収穫されており、昼夜の寒暖差によって甘みがより強くなるのだそうです。
糖度は約18〜20度であり、これはメロンやマンゴーなどのフルーツよりも高い数値とのことで驚きです。
※糖度=果汁100g中に含まれる糖分の量(g)
とうもろこしの栄養素
とうもろこしは野菜の仲間ですが、海外では主食としている国もあるほどエネルギー・糖質が豊富です。
また食物繊維やカリウムも多く含まれており、食物繊維は腸内環境や便秘の改善、カリウムは余分な塩分の排泄を促す効果が期待できます。
●スイートコーン(ゆで1本/可食部170g)
エネルギー162kcal/たんぱく質6.0g/脂質2.9g/糖質26.4g/食物繊維5.3g/塩分0.0g/カリウム493mg
エネルギー・糖質は大体おにぎり1個分と考えるとよさそうです。
腎機能の低下によりカリウム制限のある方ではカリウム摂取量を1日1500〜2000mg/日以下とする必要があります。
とうもろこし1本は1日の摂取量の4分の1〜3分の1に相当するカリウムを含んでいますので摂取量や頻度には注意が必要です。
主食と置き換えがベスト
糖質量の多いとうもろこし。食べ方としては主食と置き換えるのが簡単でおすすめです。
また間食として食べた場合は次の食事の主食を抜く または 量を減らすなどして前後で調整するようにしましょう。
まとめ
とうもろこしは糖質、食物繊維、カリウムが豊富な野菜です。
とうもろこし1本はおにぎり1個分と考えて1日の食事の糖質量を調整しましょう。
また、カリウムが多く含まれることから腎機能が低下している方、カリウムが高めの方は食べる量・頻度には注意しましょう。
そのまま食べるだけでなく、嶽きみごはんにしてもおいしいですね😊
ちなみに我が家は玄米派です🌾
公式Instagram
当院の情報や糖尿病治療に役立つ情報を発信しています
2024年9月4日 11:00
⦅ かきざき糖尿病内科クリニック ⦆
青森県青森市篠田2-20-15
017-757-9080